Solilock Ver.1
バージョン1は、CT1DMKのreflockと同様に、分周器、位相比較器にCPLDを使用したものです。
入力アンプの微妙な定数、CPLDの内部回路などはreflockとは別の物なので「Solilock」と命名しました。しかし、今考えるとオリジナルほとんど同じとみなしてもいいでしょう。
CPLD
reflockでは、分周比が日本国内No1実績のUTVシリーズに合わないため、新たなプログラムを製作者に依頼する必要があり、これがJAでの普及の妨げになっていたようです。
そこで、reflockとピン配置に互換を持たせたJA向けのCPLDを開発しました。
併せて、不安定な入力アンプを手直ししました。
CPLDのソースコード、pofファイルはこちら
取説、回路図はこちら
製作したSolilockをマキ電機のUTV-24Gに組み込んで見ました。
組み込み方法はこちら。
問題点
実際に組み込んでみると幾つかの問題点が有りました。
1 | 基準信号(10MHz)のレベルが低いとジッターが増えることがある。 | 2Vp−pくらいつっこむと良い。→必要なら外部でアンプする。 |
2 | UTVの局発回路は意外と短期間の変動が大きい。 (外乱に弱い) |
solilockの帯域を広くする→フィルタ定数の変更 |
3 | UTVのフタをあけたままでは、局発がふらふらする。(2と同じ) | 未解決。フタをするしかない。(実験がめんどくさい) |
4 | solilockから出るスプリアスがUTVのIF信号(1200MHz)に飛び込むコトがある。 | 未解決 |
5 | 制御電圧の振幅が狭い | ・VXCOの温度特性を補償する。 ・VXCOの可変幅を変更する。 ・OPAMP回路の修正。 |
6 | ロックデテクタが欲しい |
以上の問題点を踏まえ、回路の全面見直しをする事にしました。
戻る